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2010年 02月 19日

初心者デジイチ教室♪ (その1 ~背景ボケ写真を撮ろう!~)


前回まで6回に渡ってお送りしてきた「デジイチのススメ」シリーズ。
その影響なのかどうなのかは定かではありませんが、早速、ガレージハウス繋がりのkogeさんとshaloさんが、初めてのデジイチをGETされたようです!

いや~、嬉しいですね。
頑張って記事を書いた甲斐があるってもんです♪(^^)
ま、だからと言ってアフィリエイト収入がもらえるってわけでもないんですけどね。(苦笑)


「オススメして買わせてしまった(?)からには、責任を持って使い方を伝授せねば!」ってことで、今回から、勝手にデジイチ教室を始めてみようと思います。
結構手間の掛かる記事になりそうなので気が向いた時に書く感じになると思いますが、どうぞ気長にお付き合いください。
所詮、デジイチ歴1年半の僕が書く記事ですので、本当に基本的なことしか書けないと思いますが・・・。(^_^;)



初回は、恐らくコンデジからのステップアップを果たした(果たしたい?)皆さんの中でも、多くの方が撮ってみたいと思っているであろう、「背景ボケ写真」の撮り方を。

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↑背景ボケ、作例♪







撮り方の前に、まずは最小限のウンチクを。
「背景ボケ」とはどういう状態なのか、お分かりでしょうか?
「ボケ」とは、皆さんご存知の「ピンボケ」の「ボケ」。
つまり、「ピントが合ってない」状態ということ。
簡単に言えば、「メインの被写体にだけピントが合っていて、背景は大きくピントを外している状態」を作りだせば良いのです。

距離的な視点から言えば、例えば被写体(お子さんやペットなど)がカメラから1m先に静止していたとして。
カメラから0.9m~1.1mの範囲だけにピントが合っていて、それより遠く(近くも)にはピントが合っていない状態というイメージです。
つまり、ピントが合っている範囲はわずか20cm。
この範囲内にお子さんやペットの顔が来るように撮影すれば、キレイな背景ボケが得られるわけです。

仮に、この「ピントが合っている範囲」を極限まで狭くして、たったの1cm(カメラから0.995m~1.005mの範囲)にしたとします。
そうなると、「目にピントを合わせると鼻はピンボケ、当然背景も完全なピンボケ♪」という、印象的な写真になります。
デジイチの撮影では、この「ピントが合っている範囲」を自由自在にコントロールすることが一番重要なポイントであり、一番の楽しさだと僕は思います。
上記「ピントが合っている範囲」のことを、カメラの世界では「被写界深度」と言います。

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↑左目にピントを合わせ、鼻・右目はピンボケにした作例




それでは、実践編!


【1】 絞り優先モードに設定!
まず、あなたのデジイチをいわゆる「フルオート」や「P(プログラム)」ではなく、「絞り優先モード」または「絞り優先AE」に設定しましょう。
通常はボディ上面のダイヤルなどで直接設定できることが多く、オリンパス・ニコン・パナソニック・ソニーなら「A」、キヤノン・ペンタックスなら「Av」のマークで印されていると思います。
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↑キヤノン EOS Kiss X4の例


この、「絞り優先モード」は非常に使用頻度が高く、デジイチ撮影の基本となるモードですので覚えてくださいね。
僕も、9割くらいの撮影はこのモードで行ってます♪
当然、どんなモードを使おうが個人の自由なんですが、「自分のイメージ通りの写真がいつも撮りたい!」という方は、例えば上のキヤノンの例で言えば、少なくとも「簡単撮影ゾーン」は、全く使わないでOKな機能なんです。
というか、使わないほうが良いと思います。
いつまで経っても被写界深度の仕組みが感覚的に身に付きませんから!



【2】 絞り値を設定!
絞り優先モードになっていれば、シャッターボタン付近にあるダイヤルをクリクリ回すだけで、絞り値(F値とも言う)を大きくしたり小さくしたりできます。
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↑Kiss X4だと、上の図の「電子ダイヤル」で絞り値を変更できます。



背景ボケの写真を撮る為には、この「絞り値」を、なるべく小さい値(できればF2.0以下)に設定します!
(絞り値が限界まで小さく設定された状態を、「絞り開放」、または「絞りを開放する」と言います。)
じつはこの限界値(最小絞り値)って、レンズによって全く異なるんです。


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先日の記事でオススメとして紹介したEF50mm F1.8 Ⅱであれば、最小絞り値は「F1.8」!


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EF35mm F2であれば、最小絞り値は「F2.0」!


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EF-S18-55mm F3.5-5.6 ISだとちょっと複雑で、ズームの一番広角側の最小絞り値は「F3.5」、一番望遠側の最小絞り値は「F5.6」となります。
(ズームの位置によってリニアに可変することに注意!)



あれ?
気付いちゃいました?

そうなんです。
そもそもが最小絞り値の大きなキットレンズでは、絞り値をF2.0に設定することなどできないんです。(汗)
そのようなレンズで最大限に背景ボケを得る方法はまた別の記事で書くことにして・・・。



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絞り値=F1.8 の作例

本当はカメラの種類によっても変わりますし、レンズの焦点距離(望遠 or 広角)によっても変わるのですが・・・。
大雑把に言えば、絞り値をF2.0以下にすれば、上の写真のように背景がボケます!


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絞り値=F8.0 の作例

比較用に、絞り値F8.0だとこんな感じ。
明らかに背景のボケの感じが変わってますよね?
また、手前のベンチも、完璧ではないもののほぼピントが合うようになっています。
被写界深度(ピントが合う範囲)が前後に広がっている(深くなっている)のです。
つまり、「絞り値と被写界深度は比例する」ということ。
これ、とっても大切な比例関係ですので覚えてくださいね♪



【3】 半押しAFロック → 全押しで撮影完了!
さあ、いよいよ撮影です。

「カメラは、シャッターを押せば写る」
確かに間違ってはいません。
しかし、デジイチでは通常、「シャッターの半押し」によって「AFロック」(オートフォーカスロック)を行い、その後構図を自由に決め、最後にシャッターを奥まで押し込んで撮影を完了します。
(コンデジでも本来は同じなのですが、我流の方もいらっしゃるかもしれませんね。)

シャッター半押し時、大切なのはどのポイントにピントを合わせるのかを、しっかりと撮影者が意識するということ。
ここで、2枚目の写真をもう一度載せますね。
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この写真では左目にピントが合ってますよね。
もしこれが、右目にピントを合わせていたら、全く違う写真になっていたと思います。
仮に右手首辺りに合わせていたら、顔全体がピンボケになっていた可能性も有るわけです。
(手首を強調したい意図が有るならそれで良いのですが。)


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これはオリンパスのE-3のファインダーです。
ちょっと見難いですが、ピントを合わせるAFセンサー(AFフレーム)が、11点も有ります。
(白い小さな四角がセンサーのある位置です。)
おそらくどのカメラも、フルオートにしていれば、このような多数のAFセンサーから、自動的に一番適したポイントを選び、ピントを合わせてくれます。
でも、どこに合うかは最終的にはカメラの判断次第・・・。
上のファインダーの例で、右のシマウマの首部分にピントを合わせるのか、左のシマウマのお尻にピントを合わせるのか、アナタの希望通りにカメラが判断してくれるとは限らないのです。

僕は、初心者であればあるほど、最初はこのAFセンサーを、「真ん中1点のみ」使用するように設定したほうが良いと思います。
カメラ任せではなく、自分の意思でピントを合わせる場所を決める、という感覚を身に付ける為に。
例えば人物を撮るのであれば、「顔」にピントを合わせるという感覚ではなく、ピンポイントで「目」にピントを合わせるという感覚が必要なんです。

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ちなみに、KissX4であれば、上の図の右上にある「AFフレーム選択」というボタンを押しながら、絞り値変更に使用したダイヤルをクリクリとやれば、AFセンサーが選択できる・・・はずです。(詳細不明)
分からなければマニュアルを読んで、AFセンサーを真ん中1点のみ使用するモードに設定しましょう!



そして、「真ん中のAFセンサーにピントを合わせたい場所を重ねた状態でシャッター半押し」 → 「半押しのまま希望の構図に変更(被写体を画面の端っこに置くなど)」 → 「シャッター全押しにより撮影完了!」


ちなみに、上記のようにAFロックで構図変更を行う為には、AFのモードをシングルAF(キヤノンの言うところのワンショットAF、オリンパス:S-AF、ニコン:AF-S、ペンタックス:AF.S、ソニー:AF-S)に設定しておく必要があります。
AFモードの設定方法が良く分からない場合は、とりあえず構図変更はしないで、半押し後、そのままの構図で全押ししてみましょう♪




なんか、思った以上に長い内容になってしまいました・・・。
自分の説明の下手さが嫌になります・・・。(>_<)


一応、最後におさらいをしときます。
【1】 絞り優先モードに設定する。
【2】 絞り値をなるべく小さく(できればF2.0以下)に設定する。
【3】 シャッター半押し→構図変更→シャッター全押しで、撮影完了!

「デジイチのススメ」でオススメしていた「明るい単焦点レンズ」を使用して以上3点を実行すれば、誰でも簡単に背景ボケ写真が撮れると思います。(^_^)
また、キットレンズなどでも、出来る限り絞り値を小さくすれば、それなりに背景はボケるはずです。


ただし、上記設定を実行しても「超晴天の日に屋外で撮ったら、明るくて真っ白な写真になってしまった」とか、「夜間の室内で撮ったらブレブレの写真になってしまった」など、撮影環境によってはまた別の注意が必要になってくる場面も・・・。
また、実は絞り値以外にも、被写界深度に関係するパラメーターが存在するんです。
その辺は、また後日、記事にUPしていこうと思ってます♪


自分の説明能力に限界も感じているので(汗)、質問などあれば、コメント欄にて気軽に聞いてくださいね~。(^-^)
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by garage_owner | 2010-02-19 04:11 | カメラ、写真


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